2007年8月29日水曜日

〔再録〕サイデンステッカーが死んだ……彼が一番愛していた日本の作家は誰だったのか? August 29, 2007


 サイデンステッカーが死んだ……彼が一番愛していた日本の作家は誰だったのか?


日経記事:
NIKKEI NET(日経ネット):サイデンステッカー氏死去、川端康成ら世界に紹介 : "「源氏物語」や川端康成作品などの英訳で知られる日本文学研究者で米コロンビア大名誉教授のエドワード・ジョージ・サイデンステッカー氏が26日、外傷性頭蓋内損傷のため東京都内の病院で死去した。86歳だった。お別れの会を行うが日取りなどは未定。"
この記事では川端康成のことばかりで永井荷風のことを書いていない。「片手落ち」ではないか? サイデンステッカーが一番親近感を感じていた日本の作家は永井荷風だったからである。

このことはここに書いた:

サイデンステッカーが一番愛した日本の作家、永井荷風 

三年前に書いたブログエントリーであり、もうすっかり忘れていた。先ほど当サイトへのアクセス解析を見て、この記事を読みに来られる方が多いのに気がついた。Google で「サイデンステッカー」を検索すると、小生の文章が二番目に表示されることが理由だとわかった。

有り難いことである。サイデンステッカーと永井荷風の関係、ひいては永井荷風の現代性について、もっと注目されていいと思うからである。

エドワード・ジョージ・サイデンステッカー(Edward George Seidensticker, 1921211 - 2007826日)。合掌。

Posted: Wed - August 29, 2007 at 06:29 PM   Letter from Yochomachi   永井荷風   Previous  Next   Comments (4)